2012年8月4日土曜日

はじめに

「ぼくも、わからないんですよ」


巨人の桑田真澄さんが、テレビで野球少年に対して指導をしていた際、たまたま三塁コーチャーズボックスにたって、発言された。

「そうか、桑田さんでも、三塁コーチャーの経験がないから、わからないんだ?!」

とその時、思ったのでした。

時を同じく、母校の野球部の監督から、「三塁コーチャーの指導をしてほしい」との
依頼を受けました。

その時は、現場(グランド指導)から、離れているので、固辞したのでした。

すると、そのチームが、秋の本大会で、勝負どころで、三塁コーチャーの判断ミスで、負けてしまうことがありました。

なんと、一死 ニ・三塁で、ライトオーバーの2塁打で、2塁ランナーが、ホームでアウトになって
しまったのです。

ベンチも、スタンドも、ありえない状況で、その試合は 2対3で負けてしまいました。

勝った学校が、翌年の春のセンバツに出場しました。

その状況を聞いて

ぼくには

「ふむふむ」


その瞬間の、三塁コーチャーの心理と判断が、手に取るようにわかりました。

桑田さんのテレビでの発言と、母校の三塁コーチャーの判断が、重なり、再び、三塁コーチャーの
指導をするようになるとは、夢にも思いませんでした。



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「三塁コーチャーの 参考文献、教科書がない」

現役の選手たちに、3塁コーチャーの指導を、文章として、残すために、参考文献を探しました。

時間を割いて探し回ったのですが、部分的に、書かれているものはあっても、体系的に書かれている、三塁コーチャーの文献は、
見当たらず、皆無の状況でした。

「・・・・・・・・?!」

「それなら 自分で、三塁コーチャー論を書いてみよう!

 

教科書ではなく、より実践的な強化書として

 

全国の三塁コーチャーのために、書こう!」


と決意したのでした。

『 間一髪 紙一重の攻防を制す  チームの得点力を最高にアップする

   三塁コーチャーの強化書』

 

を、全国の球児  三塁コーチャーに 捧げます。


               2012.7.23

     三塁コーチャーの強化書

                     蒼島 俊男

 



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